■ 測定ミスは「誰でも起こす」
オシロスコープや計測器の測定ミスは、
初心者だけでなく経験者でも普通に起こります。
重要なのは、
「ミスをしないこと」ではなく、
ミスが起きる理由を知っておくことです。
■ 原因① 測定条件を確認していない
最も多い測定ミスは、
・レンジ
・結合方式(AC/DC)
・入力インピーダンス
を意識せずに測ってしまうことです。
設定が違うだけで、
同じ信号でも全く違う値に見えることがあります。
■ 原因② プローブ設定の不一致
よくあるのが、
・プローブは ×10
・オシロ側は ×1
という設定ミスです。
この場合、
振幅は実際の 1/10 で表示されてしまいます。
見た目は「それっぽい」ため、
気づかずに進んでしまうのが厄介な点です。
■ 原因③ 測定器が信号に影響している
測定器は「見るだけ」の存在ではありません。
・入力インピーダンス
・プローブ容量
によって、
測定することで回路を変えてしまうことがあります。
特に高インピーダンス回路では注意が必要です。
■ 原因④ トリガ・時間軸の設定ミス
・トリガが安定していない
・時間軸が信号に合っていない
この状態では、
・誤った周期
・歪んだ波形
を「正しい」と勘違いしてしまいます。
■ 原因⑤ ノイズを信号だと思い込む
ノイズを、
・異常動作
・回路不良
だと勘違いするケースも非常に多いです。
ノイズか信号かを見極めるには、
・再現性
・周期性
・測定点を変えたときの変化
を見ることが重要です。
■ 測定ミスを防ぐ考え方
測定前に、次を意識するだけで大きく変わります。
・何を測りたいのか
・どの条件が正しいのか
・測定器が影響していないか
「測る前に考える」ことが、
最大のミス防止策です。
■ まとめ
測定ミスの多くは、
・設定確認不足
・思い込み
・基本の見落とし
から生じます。
オシロスコープは非常に強力な道具ですが、
使い方次第で結果はいくらでも変わることを忘れてはいけません。









