【陸特3級・無線工学・電波の性質】アンテナの役割と高さの影響
アンテナは、
電気信号と電波を相互に変換する装置である。
送信側では、
電気信号を電波に変換して空間に放射し、
受信側では、
空間を伝わる電波を電気信号として取り出す。
陸特3級では、
アンテナの基本的な役割と、
高さが通信距離に与える影響が問われる。
まず、アンテナの役割を整理する。
アンテナの基本的な役割(整理表)
| 区分 | 内容 | 試験でのポイント |
|---|---|---|
| 送信アンテナ | 電気信号を電波に変換して放射 | 電波はアンテナから出る |
| 受信アンテナ | 電波を電気信号に変換 | アンテナで受け取る |
| 共通の役割 | 電気と電波の変換 | 変換装置である点 |
次に、高さの影響について確認する。
アンテナの高さを高くすると、
見通し距離が長くなる。
これは、
地球の曲率や地形の影響により、
低い位置では遮られていた電波が、
高い位置では届くようになるためである。
特に、
VHF や UHF のような高い周波数の電波では、
直進性が強いため、
アンテナの高さが通信距離を大きく左右する。
そのため、
放送塔や基地局のアンテナは、
できるだけ高い位置に設置されている。
試験では、
「アンテナを高くすると通信距離は長くなる」
という基本的な関係が、
正誤問題としてよく出題される。
一方で、
アンテナを高くしても、
送信電力が不足していれば、
サービスエリアが必ず広がるとは限らない。
アンテナの高さ、
送信電力、
周波数帯、
周囲の環境を
総合的に考えることが重要である。









