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インターネットの時代、機器間の通信やネットワーク接続はさまざまな形で行われています。では、それぞれの特長・利点・制約をふまえて、最適な通信インターフェースをどう選べばよいのでしょうか。
産業分野ではさまざまな通信インターフェースが使われています。主な種類は RS232、RS485、LAN、GPIB、USB、Wi-Fi、光ファイバーなどです。
1. RS232
RS232 はシンプルな通信方式で、機器に応じて標準のクロスまたはストレートのシリアル・ケーブルで接続できます。ケーブルのコストは低いものの、伝送速度が遅く、長距離通信には向きません。一般向けの PC からは次第に姿を消し、現在は主に産業用コンピュータや一部の通信機器で使われています。

2. GPIB
GPIB の最大の特長は、バス接続により複数の測定器をつないで自動測定システムを構成できることです。通信速度は低く、主に制御コマンドの送信に使われ、小規模な電気実験室や生産現場に適しています。一般的な PC や産業用 PC は GPIB インターフェースを備えていないため、通信するには専用の制御カードとドライバをインストールする必要があります。

3. LAN
現在、ほとんどの機器には Ethernet とも呼ばれる LAN インターフェースが1つ以上搭載されています。柔軟なネットワーク構成、多点間の通信、(ルーターやスイッチを使えば)距離の制約がないこと、高速であることなどが特長です。
このインターフェースは主にルーターや LAN との接続に使われ、計測器やシステム・インテグレーションの分野では、多くのエンジニアがこのネットワーク・ポート経由で測定器を制御しています。

4. USB
最も広く使われているインターフェースで、コンピュータと機器の接続、通信、給電に使われます。USB には主に USB 1.0、USB 2.0、USB 3.0 の規格があり、機器と PC の通信やマス・ストレージなど、接続する対象に応じたプロトコルがあります。モバイル機器向けの小型コネクタもいくつかありますが、測定器で最も一般的なのは標準の A タイプと B タイプのプラグ/ソケットです。

5. Wi-Fi
無線接続は非常に重要な通信手段で、物理的な配線が不要で伝送速度が速いことが特長です。Wi-Fi(802.11)の無線インターフェースを内蔵した測定器や機器も多くあります。
測定器は無線 LAN ルーターやスマートフォンの Wi-Fi テザリングに接続できます。また AP(アクセスポイント)モードを使えば、外部の Wi-Fi ネットワークを介さずに測定器へ直接接続できます。
OWON XDS シリーズ・オシロスコープ はオプションで Wi-Fi 通信に対応し、Wi-Fi AP モードと STA モードをサポートしています。アプリやソフトウェアからリアルタイムで操作し、波形を表示できます。OWON の管理ソフトウェアで機器を一元管理するシステムも構築でき、現場で機器を確認して回る手間を減らせます。

まとめ
1. 高い通信速度や長距離通信が不要で、ホスト1台と測定器1台だけの構成なら、シリアル・ポートを使うとすぐに測定を始められます。
2. 校正用信号源や信号発生器など複数の測定器を同時に接続する必要があり、いずれも GPIB インターフェースを備えている場合は、通信方式を GPIB にすれば小規模なネットワークを構成できます。
3. おすすめは Ethernet インターフェースです。近距離なら産業用 PC やノート PC と LAN ケーブルで直接接続でき、長距離の場合もスイッチを追加すれば、1台のホストで多数の測定器を制御できます。









