ニュース
OWON タブレット・オシロスコープで走行中の CAN 波形を測定
近年、自動車に搭載される制御ユニットはますます増えており、各ユニット間の通信は一般に CAN で行われています。CAN には、高速 CAN と呼ばれる駆動系 CAN と、低速 CAN と呼ばれるボディ系(コンフォート)CAN があります。PASSAT B7 では両方の CAN が使われており、一部の制御ユニットとセンサー・アクチュエーターの間では LIN 通信も使われています。このシリーズでは、それぞれの測定方法を順に紹介します。波形の解析には回路図が非常に重要です。以下は PASSAT B7 の回路図です。
回路図:

TAO3104A タブレット・オシロスコープのチャンネル1とチャンネル2を CAN ラインに接続します(CH1 を CAN-H、CH2 を CAN-L)。CAN ラインは ECU の94ピン・コネクタの68番と67番端子にあります。
外部ハーネスを使って測定します。下図の68番が CAN-H、67番が CAN-L です。
TAO3104A タブレット・オシロスコープで取得した波形は次のとおりです:

波形の特徴:
● CAN-H の電圧は2.5V~3.5V の間で変化し、マルチメーターで測った平均電圧は2.8V です。
● CAN-L の電圧は2.5V~1.5V の間で変化し、マルチメーターで測った平均電圧は2.2V です。
● 波形は対称です。
● 駆動系 CAN は単線では動作できません。
● イグニッション・スイッチを OFF にすると駆動系 CAN の信号変化は止まり、ON にすると信号が変化し始め、情報の送信が始まります。
TAO3000シリーズ 4チャンネル タブレット・オシロスコープ
+ 周波数帯域 最大120 MHz、最高リアルタイム・サンプルレート 1 GSa/s
+ 垂直分解能 14ビット
+ レコード長 40M、波形更新レート 75,000 wfms/s
+ 低ノイズで微小信号を正確に捕捉
+ 多彩なトリガ/デコード機能
+ SCPI・LabVIEW に対応
+ 8インチ 800×600 マルチタッチ・スクリーン
+ 豊富なインターフェース:USBホスト、USBデバイス、LAN、Wi-Fi(オプション)

TAO3000シリーズは14ビットの高分解能ハードウェアADCを搭載し、市場の一般的なオシロスコープの64倍の精度を実現しています。波形の細部をより鮮明に観測でき、微小な電圧変化もより正確に測定できます。
低いバックグラウンド・ノイズにより微小信号の測定能力が向上します。大容量メモリにより長時間の信号を取り込め、高い波形更新レートにより波形の細部や異常イベントを捉えることができます。
TAO3000シリーズは、エッジ、ビデオ、パルス幅、スロープ、ラント、ウィンドウ、タイムアウト、I2C、SPI、RS232/UART、CAN、N番目エッジなど多彩なトリガ・モードに対応しています。シリアル・バスのデコードは I2C、SPI、RS232/UART、CAN に対応しています。
+、-、×、÷、FFT、FFTrms、積分、微分、平方根、ユーザー定義関数、デジタル・フィルタ(ローパス、ハイパス、バンドパス、バンドリジェクト)の演算に対応しています。
Wi-Fiモジュールを内蔵し、モバイル端末から TAO3000 に接続して画面の同期表示・遠隔操作ができます。アプリで波形データを保存・閲覧でき、共有して複数人での解析にも活用できます。
TAO3000シリーズ 2チャンネル タブレット・オシロスコープ
2-in-1:オシロスコープ + マルチメーター
4½桁マルチメーターを内蔵し、マルチメーターの表示をオシロスコープと同じ画面に表示できます。
マルチメーターのデータロギング機能で長時間の記録ができ、CSVファイルに出力できます。
多様な操作方法で、自動車整備での測定がより手軽になります。










