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オシロスコープは、さまざまな対象を測定できる電子計測器です。では、一般的なオシロスコープはどのような構成要素によって測定を行っているのでしょうか。以下では、一般的なオシロスコープの構成要素を説明します。
表示回路は、ブラウン管(オシロスコープ用陰極線管)とその制御回路で構成されます。ブラウン管は特殊な電子管で、オシロスコープの重要な部品です。ブラウン管は、電子銃、偏向系、蛍光面の3つの部分からなります。
電子銃
電子銃は、高速で細く絞った電子ビームを生成し、蛍光面に衝突させて発光させるためのものです。主にフィラメント F、陰極 K、制御格子 G、第1陽極 A1、第2陽極 A2 で構成されます。フィラメント以外の電極はいずれも金属の円筒で、それぞれの軸は同一軸上に配置されています。
陰極が加熱されると、軸方向に電子が放出されます。制御格子は陰極に対して負の電位にあり、その電位を変えることで小孔を通過する電子の数、つまり画面上の輝点の明るさを制御できます。
電子ビームの偏向感度を下げずに画面の明るさを高めるため、現代のオシロスコープでは偏向系と蛍光面の間に後段加速電極 A3 も設けられています。
偏向系
ブラウン管の偏向系の多くは静電偏向式で、互いに直交する2組の平行金属板で構成されています。それぞれ水平偏向板、垂直偏向板と呼ばれます。
これらはそれぞれ電子ビームの水平方向と垂直方向の動きを制御します。偏向板に電圧がかかっていなければ偏向板の間に電界は生じず、第2陽極から偏向部に入った電子はそのまま軸方向に進んで画面の中心に達します。
偏向板に電圧がかかると偏向板の間に電界が生じ、偏向部に入った電子は電界によって曲げられ、画面の所定の位置に導かれます。
2枚の偏向板が互いに平行で電位差がゼロの場合、速度 υ で偏向板の間を通過する電子ビームは元の方向(軸方向)に進み、蛍光面の座標原点に当たります。
蛍光面
蛍光面はブラウン管の末端にあり、偏向された電子ビームを目に見える形で表示する役割を持ちます。蛍光面の内側には発光材料が塗布されており、高速の電子が衝突した位置が発光します。
輝点の明るさは、電子ビームの電子の数、密度、速度で決まります。制御格子の電圧を変えると電子ビームの電子の数が変わり、輝点の明るさも変わります。
オシロスコープを使用する際は、画面に非常に明るい輝点を表示したままにしないでください。長時間の電子の衝突により蛍光物質が焼け、発光しなくなるおそれがあります。
以上、一般的なオシロスコープを構成する3つの部分を簡単に紹介しました。3つの部分を関連づけて理解し、実際の操作と合わせて考えると、それぞれがどのように働いているかがよくわかります。
OWON はディスプレイ機器の事業から出発したため、計測器においてもディスプレイの製造・開発に大きな強みがあります。OWON の SDS シリーズ・オシロスコープ は10年前から8インチの大画面を採用しており、新しい XDSシリーズ はマルチタッチ操作にも対応し、作業効率を大きく向上させます。









