電子回路は、大きくアナログ回路とデジタル回路に分けられる。
この違いは、信号の扱い方にある。
アナログ回路は、電圧や電流が連続的に変化する信号を扱う。
音声信号やセンサ出力のように、
大きさがなめらかに変わる信号が代表例である。
アナログ回路では、
増幅、フィルタ、波形整形などによって、
信号の形そのものを処理する。
ノイズや部品ばらつきの影響を受けやすい点が特徴である。
一方、デジタル回路は、
「0」と「1」のように、
決められたレベルで信号を扱う。
マイコンやロジックICが代表的なデジタル回路である。
デジタル回路では、
多少のノイズがあっても
判定レベルを超えていれば問題にならないことが多い。
その反面、
立ち上がり時間やタイミングのずれが
誤動作の原因になることがある。
実際の電子機器では、
アナログ回路とデジタル回路が組み合わされている。
センサの出力をアナログで処理し、
最終的にデジタルで判断するといった構成が一般的である。
オシロスコープを使うと、
アナログ信号のなめらかな変化も、
デジタル信号の急峻な立ち上がりも、
同じ画面で確認することができる。









